王羲之(おうぎし)の書した木板を削ったところ,3分余も墨がしみ込んでいた(入木)という羲之の筆力を物語る中国の故事にちなみ,日本では書道を意味する。平安期の藤原伊行(これゆき)の「夜鶴庭訓抄(やかくていきんしょう)」には「入木とは手かく事を申す」とある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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