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修禅寺(しゅぜんじ)

静岡県伊豆市修善寺にある曹洞宗の寺。肖盧山と号す。もとは福知山と称した。俗にお弘法さんという。寺伝では空海の創建というが,空海の弟子杲隣(こうりん)あるいは2世が開創とする説もある。1194年(建久5)に源頼朝の弟範頼が,1203年(建仁3)には2代将軍源頼家がここに幽閉され,のち謀殺された。46年(寛元4)蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)が来住して臨済宗の寺とし,修善寺から修禅寺と改名。室町初期に幕府が安国寺・利生塔を諸国に設置したが,伊豆国利生塔がここに設置された。戦国初期に北条早雲が隆渓繁紹(りゅうけいはんじょう)を住持に迎え,曹洞宗に改め現在に至る。境内には頼家の墓がある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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