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受戒(じゅかい)

仏教の規律である戒法をうけること。授ける側からは授戒となる。戒法は大乗と小乗でも違い,出家と在家でも違うので一様ではない。大乗仏教で在家・出家の別なく戒をうけることを通受といい,小乗仏教で在家・出家別々にうけることを別受という。大乗仏教では,菩薩戒を授ける戒師がいないときはみずから誓って戒をうけることが許される。これを自誓受といい,他に従ってうけることを従他受という。そのほか,うけた戒法の量により一分受・多分受・全分受の区別がある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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