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自由新聞(じゆうしんぶん)

明治期の自由党機関紙。�@第1次。1882年(明治15)6月25日創刊。社長板垣退助の洋行をめぐる内紛で,馬場辰猪(たつい)・末広鉄腸(てっちょう)らが退社し編集陣が交替。自由党の解散前後から勢力を失い,85年2月廃刊。�A第2次。立憲自由党の結成とともに,板垣退助を中心に1890年(明治23)10月20日創刊。しかし板垣派と国民自由党派が抗争し分裂。翌年4月22日から板垣派は「自由」を機関紙として創刊,このため翌月廃刊に追いこまれた。�B第3次。「自由」が1893年(明治26)7月1日改題したもので,自由新聞社発行と改め自由党直営の機関紙となった。95年党から離れ,97年1月「明治新聞」と改題,同年12月「文武日報」と改め,まもなく廃刊。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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