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拾芥抄(しゅうがいしょう)

正しくは「拾芥略要抄」。歳時・文学・官位・国郡・名所など99部門に分類した百科全書。3巻。編者は洞院実熙(さねひろ)とも洞院公賢(きんかた)ともいう。原形は鎌倉中~末期に成立。貴族の教養書として珍重され,多くの増補・書継ぎがある。ほかに有職書として「口遊(くちずさみ)」「二中歴(にちゅうれき)」が有名だが,「延喜式」以後の公家制度や信仰・習俗などを知る基本史料。「故実叢書」所収。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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