周恩来(Zhou Enlai)(しゅうおんらい)
生没 1898.3.5~1976.1.8 中国の近代政治家。江蘇省出身。1917年(大正6)来日し,早大などで学ぶ。帰国後,5・4運動に参加。20年渡仏。22年中国共産党に入党し,中共フランス支部を組織し,24年帰国。27年上海で武装蜂起を指導したが,蒋介石(しょうかいせき)の上海クーデタにより江西に逃亡。長征に参加後,西安事件では中共代表として折衝にあたり,蒋介石より第2次国共合作の同意を獲得。日中戦争中は武漢・重慶にあって国共合作に尽力。中華人民共和国成立後は国務院総理兼外交部長などの要職を歴任。54年のジュネーブ会談,周・ネルー会談,翌年のアジア・アフリカ会議で活躍。日米との国交回復にも尽力した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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