三すくみ拳の一種。石(じゃく)か中国の両拳(リャンチェン)のなまりか,戯れる=じゃれるの接頭詞がついたものか,拳を打つ時の掛け声か,名称の由来は不明。握った拳の石と開いた掌が紙で2本の指をだして鋏を示し,互いに勝ち負けがあるので三すくみになる。江戸末期の随筆「巷街贅説(こうがいぜいせつ)」にみえ,酒席の遊びが児童の遊びとなり現在まで伝えられ,ささいな事柄の判定に大人も使うことがある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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