ジャカルタ
インドネシアのジャワ島西部の港市。オランダはヤカトラ,日本ではジャガタラとよんだが,1619年オランダ東インド会社の支配下に入り,バタビアと改称,アジア貿易の基地となった。39年日蘭混血児が日本からこの地に追放され,鎖国時代にはここからオランダ船が長崎に来航した。19世紀以降はオランダ領東インドの政庁がおかれて近代都市に発展。太平洋戦争中,1942年(昭和17)から日本軍が占領。軍政下に入り,市名をジャカルタの旧称に復した。現在,インドネシア共和国の首都。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
この記事が気に入ったらいいね!しよう