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社会進化論(しゃかいしんかろん)

生物学における進化の考え方を社会に適用し,社会がより高度なものに進化することを説いた学説。ダーウィンの進化論に触発され,1860年代からイギリスの社会学者スペンサーらによって唱えられた。70年代末頃から加藤弘之・外山正一(とやままさかず)により日本に紹介され,加藤の「人権新説」(1882刊)にみられるように天賦人権論に対抗する思想として利用され,弱肉強食・優勝劣敗の考え方が国家主義・帝国主義の思想と結びついた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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