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下村観山(しもむらかんざん)

生没 1873.4.10~1930.5.10 明治・大正期の日本画家。和歌山県出身。紀州徳川家に仕えた能楽師の家に生まれる。上京して狩野芳崖(ほうがい)・橋本雅邦(がほう)に師事,早熟ぶりを示す。東京美術学校卒業後助教授となる。1898年(明治31)日本美術院創立に参加。1903年渡欧してイギリス水彩画などを学ぶ。14年(大正3)日本美術院を再興し,横山大観とともに中心的存在となった。古典研究に優れる。帝室技芸員。代表作「弱法師(ようぼうし)」(重文)「木の間の秋」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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