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シベリア出兵(シベリアしゅっぺい)

革命直後のロシアに対する干渉戦争。はじめに日本軍などの共同軍事干渉を唱えたのは英仏で,1918年(大正7)1月,日英が居留民保護の目的でウラジオストクへ軍艦を派遣した。その後アメリカがチェコ軍救済に限定した日米共同派兵をもちかけた結果,8月12日に日本軍が,19日に米軍がウラジオストクに上陸を開始。アメリカが日米同数の7000人派兵を主張したのに対し,日本は3カ月間に7万3000余人も派兵したため協調は困難となり,20年1月9日アメリカが出兵打切りを通告。日本は居留民保護,革命の波及防止に目的を変更して駐留を継続したが,北樺太以外からは22年10月撤退,25年の日ソ基本条約調印後に北樺太からも撤退した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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