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七道(しちどう)

律令制下の地方区分。東海道・東山道・北陸道・山陰道・山陽道・南海道・西海道があり,畿外諸国はいずれかに所属した。685年(天武14)畿外への使者派遣の単位としてみられ,その後国家運営のための制度として固定化し,朝廷から畿外への遣使や文書による命令下達などの単位として利用された。それぞれの地域を貫く交通路をも意味する。地理的条件に即した区分であったため,律令制の衰退後も地域名称として残った道名もある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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