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師団(しだん)

陸軍の常備兵団としての最大単位の部隊で,独立して作戦しうる戦略単位。1888年(明治21)5月に,それまでの各軍管を担当する鎮台を改編したもの。歩兵旅団2(歩兵連隊各2),騎兵連隊1,砲兵連隊1,工兵大隊1,輜重(しちょう)兵大隊1,師団司令部などから構成される。1937年(昭和12)の師団急増にともない,旅団2を歩兵師団司令部1,歩兵連隊3に改めた。平時には人員約1万人,戦時には約2万5000人の規模。宇垣軍縮から日中戦争まで師団数は17だったが,戦争開始から2年間で倍増され,第2次大戦の敗戦前には189個師団になっていた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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