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士族反乱(しぞくはんらん)

不平士族による明治初期の武力反乱。明治初年,新政府の欧化政策や中央集権化に反対する士族はしばしば政府転覆未遂事件や高官暗殺事件などをおこした。廃藩置県をへて1873年(明治6)の政府分裂後は,士族特権解消政策や征韓延期などを不満とする士族が元高官を擁して大規模な反乱をおこし,74年の佐賀,76年の神風連(じんぷうれん)・秋月・萩の各乱をへて,77年の西南戦争にいたった。反乱はすべて鎮圧され,翌年の大久保利通(としみち)暗殺(紀尾井坂の変)を最後に,反政府運動は自由民権運動に移行した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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