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四神(しじん)

四禽(しきん)・四獣とも。中国の戦国時代に成立した天の四方を守る霊神で,「礼記(らいき)」にみえる。東方は青竜(せいりゅう),西方は白虎(びゃっこ),南方は朱雀(すざく),北方は玄武(げんぶ)。また春夏秋冬の四季に配する場合もある。「続日本紀」和銅元年(708)2月15日条によると,平城京遷都は「四禽図(と)(陰陽図緯)に叶い,三山鎮(しずめ)を作(な)」す地を選んで都としており,平安京造営時にも東に流水,西に大道,南に窪地,北に丘陵をもつ四神相応の地相が求められた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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