職封(しきふ)
律令制下の給与の一つで,参議以上の官職の者に支給された食封(じきふ)。禄令では,太政大臣3000戸,左右大臣各2000戸,大納言800戸とし,病気・致仕のため離任した場合,現職時の半額を支給するとする。このほか705年(慶雲2)中納言に200戸(「延喜式」では400戸),参議に80戸(「延喜式」による。起源は不明。一時参議が廃された際はかわりの観察使に200戸),771年(宝亀2)内臣(忠臣,のちの内大臣)に1000戸が支給された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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