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式内社(しきないしゃ)

式社とも。「延喜式」神名帳に登載されている神社。3132座,神社の数にして2861座ある。神祇官の祭る官幣社と国司の祭る国幣社に分類され,さらに大社と小社にわけられ,社格に応じてあずかる祭,幣帛(へいはく)の数量や品目に差異がある。明治神社制度の社格制定の史的基準となった。官幣大社は西海道以外の諸道にあり,304座を数える。官幣小社433座は畿内に限られ,国幣社は大社・小社とも畿内にはない。国幣小社は2207座あり,式内社の3分の2以上を占める。大社のうち名神祭(みょうじんさい)にあずかる社(名神大社)は306座で,うち官幣社は127座。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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