江戸時代,幕府や諸藩で蔵米知行の旗本や家臣を地方知行に改めること。またすでに地方知行をあてがっている旗本や家臣の知行地の割替(わりかえ)をすること。幕府では1633年(寛永10)と97年(元禄10)の2度,大規模な地方直しを行った。これは一定の基準にもとづいて,幕府の直臣である旗本に地方知行を支給し,同時に大幅な知行割替を断行したもので,その結果,旗本は封建的官僚集団として再編・整備された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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