史(し)

(1)左右弁官の下で書記官を勤めた令制官。左右それぞれ大史2人(正六位上)・少史2人(正七位上)。行政の実務にたずさわったことから,平安中期以後,実務官として外記(げき)とともに重要性を増し,左大史が五位に任じられて大夫史と称し,小槻氏が世襲して官務(かんむ)と称するようになった。(2)神祇官の主典(さかん)の称。大史・少史各1人。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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