日本史 -し-

成功(じょうごう)

平安後期に盛んになった一種の売官制度。国家財政の不足を補うため，朝廷の行事や寺社の修造など，本来は政府が行...

成実宗(じょうじつしゅう)

訶梨跋摩(かりばつま)の「成実論」を所依とする宗派。南都六宗の一つに数えられているが，万象が空であり無であ...

正倉院(しょうそういん)

奈良・平安時代の中央・地方の官衙や大寺院には重要物品を納める倉庫(正倉・正蔵)が設置され，その正倉が幾棟か...

昇殿(しょうでん)

主君の起居する殿舎上に伺候し，身辺の諸務(宿直・陪膳など)の奉仕を許されること。内裏・院・女院・中宮・東宮...

浄土寺(じょうどじ)

広島県尾道市東久保町にある真言宗浄土寺派の本山。聖徳太子の建立といい，鎌倉末期には高野山領備後国太田荘の預...

商売往来(しょうばいおうらい)

江戸時代の実業系の往来物。1694年(元禄7)初刊。その後，版を重ね広く普及した。大坂の書家兼作家堀流水軒...

承平・天慶の乱(じょうへい・てんぎょうのらん)

939年(天慶2)12月，東西ほぼ同時に発生した平将門(まさかど)の乱，藤原純友(すみとも)の乱の総称。承...

将門記(しょうもんき)

「まさかどき」とも。平将門(まさかど)の乱の推移を内容とする軍記物の嚆矢。作者未詳。成立時については乱が終...

聖林寺　十一面観音像(しょうりんじじゅういちめんかんのんぞう)

大神(おおみわ)神社の神宮寺の大御輪(だいごりん)寺が明治初年の神仏分離により廃絶し，同寺から移された。憂...

承和の変(じょうわのへん)

平安初期におきた政治的事件。842年(承和9)7月，阿保(あぼ)親王から太皇太后橘嘉智子(かちこ)への密告...