戦国期に結ばれた国一揆の一形態。国人(こくじん)領主の結んだ国一揆と異なり,国人一揆を中核に,その支配地域の小領主を媒介にして,村落単位の一揆をも含んだ国一揆とされる。史料上の用語としては伊賀の惣国一揆が有名だが,山城の国一揆も当時惣国一揆と意識されていた。国一揆と惣国一揆と称されるものとの実体上の差異は,現在必ずしも明らかにされていない。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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