室町時代,領主の異なる惣村(そうそん)が広範囲に連合したもの。京都近郊には小規模なうえに,領有関係が複雑に入り組んだ荘園が多かった。大規模な灌漑施設や林野の利用には荘園の枠をこえた共同が必要で,そのために成立した自治組織である。徳政のような政治的要求をすることもあった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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