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相撲絵(すもうえ)

相撲を画題とした浮世絵。力士の似顔や全身像,土俵入りや取組のようす,浮絵(うきえ)の相撲興行の図をはじめ,数十名の力士を1枚に描いた玩具絵などがある。墨摺(すみずり)では鳥居派の作品があり,四股名(しこな)を記し役者絵と同様に瓢箪足蚯蚓描(ひょうたんあしみみずがき)の特徴ある作風となっている。錦絵では,一筆斎文調・磯田湖竜斎・勝川春章・同春好・同春英・葛飾北斎(春朗)・喜多川歌麿・東洲斎写楽などの絵師が手がけ,釈迦嶽や小野川・谷風・雷電・柏戸・大童山・不知火(しらぬい)などの人気力士の相撲絵が上梓された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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