住吉如慶(すみよしじょけい)
生没 1599~1670.6.2 江戸前期の画家。住吉派の祖。名は広通(ひろみち),通称内記。幼い頃堺で土佐光吉・光則父子に絵を学び,のち京都に移る。1625年(寛永2)天海僧正の推挙で「東照宮縁起絵巻」制作のため江戸に下ったという。54年(承応3)御所障壁画制作に参加。61年(寛文元)剃髪して如慶と号し法橋(ほっきょう)となる。翌年,後西(ごさい)天皇の勅により住吉姓を名のり,土佐派の伝統的な小画面細密画法を継承した。代表作「堀河殿夜討絵巻」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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