隅田八幡神社(すだはちまんじんじゃ)
和歌山県橋本市隅田町に鎮座。旧県社。祭神は誉田別(ほんだわけ)命・足仲彦命・息長足姫(おきながたらしひめ)命・丹生都比売(にうつひめ)神・瀬織津姫命。1072年(延久4)には確認でき,石清水八幡宮領隅田荘の鎮守として勧請されたのが創祀と考えられる。のちに隅田荘の荘官を勤めた在地領主の隅田氏の氏神ともされ,隅田氏は俗別当職にもついた。神仏習合により,平安後期以降は別当寺として大高能寺がおかれた。中世後期には宮座が結成され,祭礼の奉仕は頭役を中心に行われた。例祭は10月15日。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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