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隋書(ずいしょ)

隋朝の正史。唐の魏徴(ぎちょう)・長孫無忌(ちょうそんむき)ら撰。帝紀5巻・志30巻・列伝50巻の計85巻。はじめ魏徴を中心に,636年に帝紀と列伝からなる「隋書」が作られた。その後,于志寧(うしねい)・李淳風(りじゅんふう)らが梁・陳・北斉・北周・隋の制度の沿革を縦覧した志を作り,656年に長孫無忌が「五代史志」として上進した。この両者をあわせたのがいまの「隋書」で,経籍志をはじめとする志は南北朝後期の史料としても貴重。中華書局標点本がある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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