田安宗武(たやすむねたけ)
生没 1715.11.27~71.6.4 御三卿田安家の初代当主。国学者・歌人。将軍徳川吉宗の次男。松平定信の父。1729年(享保14)元服し従三位左近衛権中将。31年田安門内の屋敷に移る。46年(延享3)采邑(さいゆう)10万石を与えられ,のち権中納言となった。荷田在満(かだのありまろ)・賀茂真淵に国学・和歌を学び,「国歌八論」論争を展開して近世歌壇に大きな影響を与えた。「古事記」などの古典注釈書や,「楽曲考」「服飾管見」などの故実書も著した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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