金碧(きんぺき)濃彩画のこと。おもに近世障壁画において用いられる。彩色することを古語で「彩(た)む」というが,その「彩む絵」が濁音化して「濃絵」になった。「信長公記」では狩野永徳の「三国名所図」を濃絵といい,別の箇所でその図が金碧濃彩画であったことを記している。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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