煙草専売制度(たばこせんばいせいど)
政府が煙草製造・販売を独占する制度。1875年(明治8)制定の煙草税の脱税が多かったため,98年から葉煙草流通のみを対象とする葉煙草専売を実施したが,密売が横行。日露戦争の財源調達のため,1904年に製造を含めた専売を実施した。第2次大戦後の49年(昭和24)に日本専売公社に専売事業を移管した。84年には専売を廃止して輸入を自由化し,翌年公社を改組して日本たばこ産業となるが,現在も製造を独占している。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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