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種蒔く人(たねまくひと)

1921年(大正10)2月,アンリ・バルビュスの反戦運動やコミンテルンの影響をうけた小牧近江(おうみ)が秋田県土崎(現,秋田市)で創刊したプロレタリア文学雑誌。同年10月から東京で再刊。「行動と批判」を標榜し,インターナショナリズムにもとづくプロレタリア共同戦線を志向。小牧のほか金子洋文(ようぶん)・今野(いまの)賢三・柳瀬正夢(まさむ)らを同人とし,有島武郎・江口渙(かん)・秋田雨雀(うじゃく)・藤森成吉(せいきち)らが執筆。関東大震災によって23年8月号で終刊。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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