江戸中期,田沼意次(おきつぐ)が権勢をふるい,政治に大きな影響を及ぼした時代。意次が10代将軍徳川家治の側用人についた1767年(明和4),もしくは老中に就任した72年(安永元)頃から,失脚して幕閣を追放される86年(天明6)までをさす。田沼政権の重商主義的政策の影響を強くうけたユニークな時代。同時期を「宝暦・天明期」とする区分もある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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