谷干城(たにたてき)
生没 1837.2.12~1911.5.13 幕末~明治期の高知藩士・軍人・政治家。土佐国生れ。戊辰(ぼしん)戦争で軍功をあげ,藩少参事として藩政改革に尽力。維新後,1871年(明治4)陸軍大佐・兵部権大丞。台湾出征後,熊本鎮台司令長官として西南戦争に遭遇,熊本城を堅守した。中将に昇進し,陸軍士官学校校長・学習院院長を歴任。84年子爵。85年伊藤内閣の農商務相。閣内の国権派として伊藤内閣の欧化政策を批判し,条約改正問題で辞任。以後,貴族院議員として地租増徴に反対するなど独自な政治運動を展開した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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