田中館愛橘(たなかだてあいきつ)
生没 1856.9.18~1952.5.21 明治~昭和期の物理学者。陸奥国二戸郡生れ。東大卒。ヨーロッパに留学し,帰国後帝国大学教授。1891年(明治24)の濃尾地震の研究中に根尾(ねお)谷の大断層を発見。震災予防調査会の設立に努力し,全国の地磁気測定を行う。緯度観測所設立に尽力,測地学委員会委員として緯度変化の観測を進めた。万国度量衡会議常置委員。一方,日本式ローマ字の普及に努めた。文化勲章受章。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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