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脱亜論(だつあろん)

福沢諭吉の評論。1885年(明治18)3月16日の「時事新報」社説として発表。西洋文明の急激な東漸に対応して日本が「脱亜」を主義として摂取したことをのべ,今後,日本は隣国の中国・朝鮮の開明化を待ってアジアをおこす余裕はなく,西洋文明国と行動をともにすべきことを説いたもの。朝鮮の改革派の挫折に触発されて執筆したといわれる。なお欧化主義的な近代化推進の主張や近隣諸国への勢力拡張の主張を一般的に脱亜論とする見方もある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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