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橘夫人念持仏厨子(たちばなぶにんねんじぶつずし)

法隆寺に伝わる木製の厨子。光明皇后の母橘大夫人県犬養三千代(あがたいぬかいのみちよ)の念持仏を安置した厨子との伝承がある。4脚の基台に宣字形の須弥座(しゅみざ)をすえ,その上に天蓋つきの箱形龕(がん)をおき,中に金銅製阿弥陀三尊像が安置される。龕の黒漆塗りの扉板には金泥で諸尊像が描かれ,須弥座の腰板には白色下地の上に顔料で供養図・僧座像・往生菩薩像などが描かれる。総高268.9cm。国宝。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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