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竹崎季長(たけざきすえなが)

生没 1246~? 鎌倉後期の武士。肥後国の住人。菊池氏一族とする説が有力。本領の益城郡竹崎(現,熊本県宇城市)を失っていた季長は,1274年(文永11)文永の役の際に先駆けの功をあげ,翌年鎌倉に赴き,御恩奉行安達泰盛に直訴して益城郡海東郷(現,熊本県宇城市)の地頭職を得た。81年(弘安4)弘安の役でも博多湾防衛戦や肥前国鷹島海戦で活躍。93年(永仁元)制定の置文によれば,郷社を利用した海東郷支配を展開した。安達泰盛や,地頭職拝領を託宣した肥後国二宮の甲佐大明神の恩に報いるため,「蒙古襲来絵詞」を作成。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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