滝廉太郎(たきれんたろう)
生没 1879.8.24~1903.6.29 明治前期の作曲家。東京都出身。少年期を父の任地大分県竹田で送る。1894年(明治27)東京音楽学校へ入学。のち研究科へ進み,ピアノ授業の嘱託となる。1900年同校編集の「中学唱歌」に「荒城の月」「豊太閤」「箱根八里」を発表,文部省からドイツ留学の命をうけて翌01年ライプチヒ王立音楽院に留学したが,2カ月足らずで病に倒れ,02年7月帰国,翌年没。作品はほかに有名な「花」を含む連歌「四季」,ピアノ曲「メヌエット」「憾(うらみ)」など。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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