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高山彦九郎(たかやまひこくろう)

生没 1747~93.6.27 江戸中・後期の尊王家。上野国新田郡の郷士正教の子。名は正之。「太平記」を読み,自分の先祖が新田義貞の家臣であったことに感激,志をたてて上京。垂加流の尊王思想を学ぶ。のち南朝の遺跡をたずね,郷里の天明一揆にも参加。公卿・学者との交遊を重ね,三十数カ国を歴遊した。幕府の嫌忌・圧迫をうけて筑後国久留米で自刃した。林子平・蒲生君平(がもうくんぺい)とともに寛政の三奇人とされる。多くの日記・紀行文を残す。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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