炭粉や砥粉(とのこ)に漆を混ぜたもので文様の部分を盛りあげ,その上に金銀などの粉を蒔きつけて磨く方法。これにより蒔絵の大きな特色である立体的な表現が可能となった。鎌倉中期頃に開発されたとみられ,初期の作例に三島大社の梅蒔絵手箱(国宝)がある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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