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平忠盛(たいらのただもり)

生没 1096~1153.1.15 平安後期の武将。正盛の嫡子。清盛の父。白河上皇に近侍し,院に昇殿。1108年(天仁元)左衛門少尉,検非違使(けびいし),ついで伯耆守などの受領(ずりょう)を歴任。29年(大治4)山陽・南海両道の海賊追捕に活躍。白河上皇没後は,鳥羽上皇の近臣となり,院別当として35年(保延元)には再び海賊追捕にあたる。この間,各地の受領などを歴任し,正四位上刑部卿。のち院領肥前国神埼荘の預所(あずかりどころ)として日宋貿易に関与。私家集「平忠盛集」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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