平重盛(たいらのしげもり)
生没 1138~79.7.29 平安末期の武将。清盛の嫡男。母は高階基章の女。宗盛・知盛らは異母弟。小松内府(小松内大臣)・灯籠大臣と称する。1151年(仁平元)従五位下。保元・平治の乱に活躍して伊予守に任じられた。以後順調に昇進し,67年(仁安2)権大納言。同年,賊徒追討の宣旨をうけて以来,平氏軍政の中心的役割をはたした。77年(治承元)正二位内大臣。「平家物語」には,仏教に深く帰依し,文武にすぐれた温和な人物として描かれる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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