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平貞盛(たいらのさだもり)

生没年不詳。平安中期の武将。平氏繁栄の基礎を築く。伊勢平氏の祖。国香(くにか)の子。常平太・平将軍と称する。在京中の935年(承平5)父が平将門(まさかど)に殺害されたことを知り,常陸に帰国。叔父良兼らとともに従弟の将門と戦って失敗したが,940年(天慶3)藤原秀郷(ひでさと)と結んで将門を滅ぼした。この功により従五位上となり,右馬助に任じられた。鎮守府将軍・陸奥守を歴任,従四位下を極位とした。「今昔物語集」などに逸話が残る。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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