奈良県葛城市當麻にある高野山真言宗・浄土宗の寺。二上山禅林寺と号す。用明天皇皇子の麻呂子(まろこ)親王が建立した寺院を,天武朝にこの地に移したと伝えるが,当地の豪族当麻氏の氏寺で,奈良時代の創建と考えられる。奈良・平安時代に伽藍が整えられた。1180年(治承4)兵火で一部焼失したが再建された。国宝の東塔・西塔・本堂など寺宝が多い。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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