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代表越訴型一揆(だいひょうおっそがたいっき)

村役人が村々の百姓の利害を代表して,藩主・老中・奉行所などに駕籠訴・駆込訴などを行ったとされる一揆。17~18世紀初めに数多く展開した。佐倉惣五郎・磔茂左衛門などの越訴が代表的事例。しかし,この形態の一揆の多くは史料が残されておらず,後世に作られた義民物語を根拠に成立した概念であること,また幕府・諸藩の越訴に対する処罰規定に照らして,越訴者への処罰が厳格すぎるなど疑念も多く,代表越訴型一揆という概念をたてえないのではないかという意見もある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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