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大東亜省(だいとうあしょう)

太平洋戦争下に「大東亜」地域の政務の執行にあたった中央官庁。1942年(昭和17)11月1日設置。大東亜建設のため同地域の政務を一元的に統轄する機関の設立を,企画院・陸海軍両省・興亜院が提起し,東条英機首相が設置決定を強行した。外務省は権限削減となることから反発し,東郷茂徳(しげのり)外相は辞任した。この設置により拓務省・興亜院・対満事務局が廃止統合され,外務省の一部も吸収された。敗戦で45年8月26日廃止。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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