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大帳使(だいちょうし)

計帳使とも。四度使(よどのつかい)の一つ。諸国でまとめられた大帳(大計帳)を毎年8月末(「延喜式」では陸奥・出羽両国と大宰府管内は9月末)以前に太政官に提出するため,国司官人の使者が持参して上京した。これが大帳使で,大帳とその枝文(えだぶみ)を京進して主計寮で勘会(かんかい)が行われた。勘会がすめば返抄をうけとって帰国が許される。9世紀には大帳使の持参する公文(くもん)が朝集使に付されるなど簡略化が行われたこともあった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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