647年(大化3)の冠位制で十三階の最高位の冠位。649年と664年(天智3)の改訂でも同じく最高位とされ,685年(天武14)正位(しょうい)を最高位とするまで続いた。ただし669年中臣(なかとみ)(藤原)鎌足(かまたり)が死の直前に与えられたのが唯一の例で,鎌足個人をさす語ともなった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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