「だじょうほうおう」とも。太上天皇が出家したのちの通称,略して法皇。宇多太上天皇が出家に際して太上天皇号を辞退し太上法皇と称したのが初例。正式な地位は太上天皇で,太上法皇はあくまでも通称だが,太上天皇号の辞退後も太上法皇を称している場合もあり,一方でこれを批判する記述もある。なお,後高倉院・後崇光院は院号宣下時にすでに出家していたが,これも法皇と称された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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