1954年(昭和29)3月1日,南太平洋ビキニ環礁において,静岡県焼津港所属のマグロ漁船第5福竜丸が被災した事件。同船はアメリカの水爆実験による放射性降下物(「死の灰」)を浴び,乗組員1人が死亡した。日本国内の原水爆禁止の世論が高まったこともあり,アメリカは同年4月9日事態を鎮静化するため遺憾の意を表明,翌年慰謝料を支払った。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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