山麓伽藍(下醍醐)にあり,南面する金堂の前方東側にたつ大規模な塔。951年(天暦5)完成,翌年に供養。初重内部の全面に金剛界・胎蔵界の諸尊などの仏画や文様(初重壁画も国宝)が極彩色で描かれ,平安中期の密教の塔内荘厳がわかる。相輪が塔身に比べて長く大きい点も特徴。高さ38.2m。国宝。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
この記事が気に入ったらいいね!しよう
この記事が気に入ったらいいね!しよう